蓮田病院

健康セミナー 平成15年分Healthy seminar list

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第97回

  皮膚科 滝野 長平 ☆(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医/大学功労会員)

皮膚科領域では痛みを訴える病気は多種多様で、その数も結構多くあります。
ご存じのようにハチ刺されもその一つです。この場合、痛みもさる事ながら「死んでしまうのではないか」と不安を訴えられる方が多くおられます。ハチ刺されの症状はハチの種類(一般にスズメバチ・アシナガバチの仲間とミツバチ)により若干の違いは有りますが、いずれにしてもそれぞれの毒成分と毒成分に対するアレルギー反応で説明されます。初めて刺された場合は毒成分のみによる反応で、刺された部分の痛みは軽い赤みと膨れ程度で数時間で無くなります。
ところが二回、三回と数多く刺された場合にはアレルギー反応が加わり、刺された時の症状は強く、
持続時間も長くなり、さらには全身状態も加わり、最悪の場合には十五分以内に生じるアナフィラキシー・ショックで死の危険に晒される事にもなります。刺された場合の手当としては、刺された部分を冷やし、ミツバチでは毒針が残っているので取り除きます。アンモニア水は無効ですので使用しないでください。症状の重い方は勿論、心配の方は早急な来院をお勧めします。予防としては巣に近付いたり、危害を加えたりしてハチを刺激しない、ジュース類・花の香りの化粧品を避け、衣類も白いものにするなど配慮ください。尚、最近日本でもハチに限られますが、ショック症状を一時的に緩和するための自己注射セットが処方可能となっております。不安を抱えておられる方は用意しておかれると心強いかと思います。




第96回

 
循環器内科 塚本 喜昭 ☆
(日本内科学会認定内科医 日本循環器学会認定専門医)

 今回は胸痛のうち特に狭心症・心筋梗塞の痛みについて説明しようと思います。
狭心症では胸のどこが痛くなるのでしょうか。じつは指一本で痛い場所を示すことができるような場合は狭心症ではないことが多いようです。実際には「胸全体あるいは胸の奥の方が痛い、締め付けられる」と表現されます。さらに痛みは左肩・左上肢にも広がることがあり、これは放散痛と呼ばれています。時間的には数分間以内のことがほとんどです。例外的に胸は全く痛まないのに、顎の先や歯が痛くなる方もいらっしゃいます。
 つぎに、急性心筋梗塞の痛みは一般的に激烈で冷汗を伴うこともあり、持続時間も三十分間以上です。さらに痛みだけではなく、強い不安感を伴うことが特徴的だと言われています。
痛みに対する治療としては、狭心症にはニトログリセリンが特効薬として効きますが、急性心筋梗塞にはわずかあるいは無効です。そして通常の消炎鎮痛剤では十分な鎮痛効果が期待できないので塩酸モルヒネなど麻薬系薬剤を注射で使用します。
痛みは自然経過では約半日で消失しますが、最近よく行われているカテーテル治療により詰まった冠動脈の血流を再度流れるようにすると、その直後に消失します。狭心症・心筋梗塞はその痛みの様子を注意深くお聞きすることで、かなりの確率で正しく診断できます。医療機器の進歩によりさまざまな検査ができるようになった現在でも、問診がたいへん重要な意味を持っている疾患です。




第95回

 
外科 安藤 正幸 ☆(日本外科学会認定医 日本消化器外科学会認定医)
    

 手術は体に侵襲を与える為、できれば、避けたい治療法です。
しかし、目覚ましい発展をとげた現代医療でも、依然として手術が第一選択となる病気は数多くあります。
 胃癌や大腸癌などの手術に代表される開腹手術は、術後創部を中心に痛みを伴います。この痛みは、通常術後三日位を峠に徐々におさまってきます。この痛みを防ぐ為に、術前に背中に極く細く軟い管を入れ、そこから鎮痛剤を注入する方法があります。これによりかなりの痛みをおさえられます。また注射や坐薬などの鎮痛剤も随時併用します。しかし、完全に痛みがなくなるわけではありません。この術後三日位までは、手術後の頻度の高い重大な合併症として肺炎があります。肺炎は実は、この痛みと密接な関係があるのです。
つまり、術後お腹の痛みの為、ベッドにうずくまり、創部にひびかないように、小さな呼吸だけしていると、肺胞が縮んでしまい、痰がつまり、そこに空気中の細菌がついてしまうと肺炎がおこってしまうのです。これを防ぐには、早期離床といって、術後次の日からどんどん体を動かし、深呼吸をし、できれば歩行をするくらいの気構えが肝心です。一旦、肺炎をおこしてしまうと、命に関わってしまうこともあります。
手術や治療法で悩んでいる方は医師に納得のいくまで説明を受ける事はとても大切です。そして手術を受ける際には、手術の必要性を充分理解したうえで、先の早期離床を含め、病気を治すぞという心構えも病に打ち勝つ重要な要因の一つです。



 

第94回

 
脳神経外科 森 茂夫 ☆(日本脳神経外科学会専門医)
    

脳神経外科を訪れる患者さんの訴えの中で、最も多いのが頭痛です。そのため、日常診療において脳神経外科以外の先生も遭遇する頻度の高い症状であると思います。
頭痛には、その原因や症状によってかなり詳しい厳密な分類が試みられていますが、ここでは極めて簡単に頭痛を分類し、それぞれの診断および治療法を若干の私見も交えて紹介したいと思います。
まず、頭痛を大きく二つに分類すると(1)症候性頭痛(2)機能性頭痛とに大別されます。
症候性頭痛は、頭蓋内外に明らかな原因が認められ、それによるか又は随伴して生じる頭痛です。よく知られているように、くも膜下出血の主症状は頭痛ですし、脳出血、脳腫瘍、脳梗塞、髄膜炎などの疾患でも随伴してみられる症状です。これらは放置された場合、時に致命的になりうる疾患ですから、迅速な対応が必要になります。その第一歩は詳細な病歴聴取、神経症状のチェックと頭部CT検査による診断です。通常の診療において、これらの疾患が見落とされることはめったにありませんし、診断が明確になれば、それぞれに対する治療法はおのずと決まってきます。患者さんの立場からみても、症候性の頭痛でなければ、痛みの程度の差はあるものの、大きな心配はないといっても良いと思います。
次に機能性の頭痛の場合ですが、すなわち明らかな器質的疾患がない、生命の危険がない、大きな心配はない頭痛とも言えます。代表的なものでは、片頭痛、筋緊張性頭痛などがあります。それぞれの原因についてはかなり明らかにされていますが、一部にはまだ不明な部分もあります。特に筋緊張性頭痛は、頭痛の原因としては圧倒的に多い疾患ですが、その原因にはストレスを中心に複合的な要素が多く加わっています。そのため、症状の改善に要する期間や投薬の種類、量も個人差が非常に大きくなります。
原因と思われる要素の解明や対策も大切ですが、生活習慣の改善など簡単にできてかつ継続できる方法で対処するよう視点を変えるのも一つの対策ではないかと思います。



    

第93回

 
眼科 鈴木 詠美子 ☆


眼の痛みにも様々あり、眼の奥が痛む深部痛、刺さるような痛さの穿刺痛、圧迫される様な圧痛、頭痛を伴う眼痛などがあります。
今回は頭痛を伴う眼痛のうち、しばしば急患としても来院する急性閉塞隅角緑内障について説明したいと思います。
これは眼の中の「房水」という水の流れが妨げられることによって突然起こるため、緑内障発作ともいいます。房水の通り道が狭い人に起こり、中年以降の女性に多くみられます。
自覚症状としては、激しい眼の痛み、強い頭痛、吐き気や嘔吐、視力の低下などが現れます。早急な治療が必要であり、症状が出てから二、三日おいてしまうとしばしば視力障害や視野欠損が残ってしまいます。治療としては虹彩という部分にレーザーあるいは手術で穴を開け房水の通り道を作ってあげます。
急性閉塞隅角緑内障は突然起こり、視力や視野障害を残すことがあるため、房水の通り道が狭い人に対し、前もってレーザーで虹彩に穴を開けて、予防をしておく方法もあります。
頭痛や嘔吐といった全身症状を伴うため、内科を受診してしまうこともあります。
頭痛や嘔吐に充血や明かりの周辺に虹が見えたり、視力低下を伴う時は、すぐに眼科を受診していただきたいと思います。




第92回

 
内科 西村 健司 ☆(日本内科学会認定医 日本消化器内視鏡学会認定医 )

わたしたち、内科医が日常診療でよく遭遇する痛みに、こむら返りがあります。
こむらとは、ふくらはぎのことで、ふくらはぎや足の裏の筋肉、ふとももの筋肉などが、突然、数秒から数十分間痙攣し、痛みを伴う事をこむら返りと言います。
冷たいプールで水泳などの運動をしている最中に起こりやすく、よく「足がつる」と言うのもほとんどは、こむら返りです。運動を開始した直後や終了後、筋肉を冷やした時や、夜間睡眠中などにも生じます。
原因としては、筋肉の疲労、うっ血、水分不足、ミネラル、ビタミンの不足、なんらかの基礎疾患を持っている事などが挙げられます。特に、糖尿病、肝臓病、アルコール依存症の人などに頻回におこることがあります。
予防としては、運動前にストレッチングを十分に行い、スポーツドリンクなどで水分の補給をしてください。また筋肉を過度に疲労させないように注意しましょう。
こむら返りが起きたときは、片方の手で痛いところを強く押さえて、反対の手で足のつま先を足の背の方へ引っ張り、ふくらはぎの筋肉をよく伸ばすとおさまります。再発しないよう、体を休め、暖かいタオルで筋肉を軽くマッサージしてください。
基礎疾患をもち、繰り返し発作が起こる場合には抗けいれん剤や芍薬甘草湯という漢方薬を用いることもあります。頻回に起こるようであれば、なんらかの病気に罹っている可能性があり、医師の診察を受けましょう。



 

第91回

 
外科 兼子 順
(日本外科学会認定専門医 日本消化器外科学会認定医)

今回は、お腹の痛みについてお話し致します。
お腹の痛くなる病気は非常に多く、消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)や肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器系の他に、泌尿器や婦人科の病気も考えられます。また肺や心臓の病気でも、お腹が痛くなる事があります。
高齢者では症状がなかなかはっきりと出にくい場合もあり、手遅れになる事があるため、十分な注意が必要です。
逆に子供では、消化器以外の他の原因(例えば精神的なものなど)で「おなかが痛い」と訴えるケースが多くあります。
したがって、お腹の痛みからだけでは正しく診断する事は医師でもむずかしい場合がありますが、症状からおよそどんな病気の可能性があるのか見当をつける事はできます。そのためには、痛む場所、起こりかた、経過、性質、誘因、食事との関連、痛みが背中や肩などに伝わるかどうか、他に症状を伴うかどうかといった点に注目する事が重要です。状態によっては急いで処置をしたり、手術をしなければならない事もあり、気をつけなければなりません。
診断には、血液検査・尿検査・レントゲン検査・超音波(エコー)検査・CT検査・内視鏡検査などを行って、正しい診断・適切な治療を施すことが医療機関の重要な使命と考えております。
市販の鎮痛剤で一時的に痛みを和らげる事は可能です。しかし、痛みには何か原因があるはずです。何か重大な病気の初期症状であったということも珍しくはありません。
痛みがあったら、一度は医療機関を訪れて体のチェックを行うことが非常に大事なことだと思います。




第90回

 
整形外科 林 秀剛 ☆(日本整形外科学会専門医)


整形外科では、初診の患者さんのほとんどすべてが、痛みやしびれを主訴として来院します。
痛みは、その部位や広がり方、性質、経過等に診断のヒントがある事が多く、診察の上で問診が大きなウエイトをしめます。それに基づいて注意深い診察を行い、そのあとで各種検査(レントゲン、MRIなど)を行い、診断に至るわけです。今回は椎間板ヘルニアを例にして、実際の痛みに対する治療についてお話しします。
椎間板ヘルニアと診断されたら、我々のところでは、まず保存的治療(手術以外の治療)を勧めています。急性期には安静治療が主体となります。痛み止めの内服薬や、坐薬、点滴治療を行い、腰椎コルセットを作成して局所の安静をはかります。疼痛のひどい場合には、入院してベット上安静を保ったり、持続的に腰椎を牽引したりします。腰痛・下肢痛に対しては硬膜外ブロックを行い、頑固な下肢痛があり、ヘルニア部位がわかっている場合には、圧迫を受けている神経根をねらって神経根ブロックを行います。これらの治療を2~3週間行うと、ほとんどの患者さんで疼痛が軽減し、日常生活に復帰できるようになります。
しかし、神経根の圧迫による足の筋力の低下(麻痺)が高度で回復が見られない症例、各種保存的治療を行っても改善しない耐えられない痛みに対しては、引き続いて手術的治療も考慮する必要があります。最近では、時間の経過によって(3~6ヶ月)ヘルニアが吸収されて消えてしまう症例も報告されており、昔に比べて手術的治療の割合は減っています。しかし、重労働者、長く仕事を休めない人、再発を繰り返す症例などでは手術的治療を行った方がよいことが多く、患者さんの個々の疼痛・麻痺の程度、生活・就業状況などを十分考慮した、最適な治療を心がけるようにしていきたいと考えています。




第89回

 
脳神経外科 岩佐 英明 ☆


 顔半分に突然襲ってくる発作的な痛みを、医学用語で正しく言うと「三叉神経痛」となりますが、一般的には「顔面神経痛」と呼ばれています。
患者さんはこの「顔面神経痛」の時には顔面半分に突然、絶え難い痛みを感じるといいます。顔面半分の激しい痛みを引き起こす誘因としては、顔に微風が当った時、会話や食事の時、歯磨きの時などがあり、ちょっと顔に触れただけでも強い痛みを引き起こします。
この病気は高齢の女性に多くなります。痛みが強く、一日の内に何度も激痛に襲われる人の場合には、「もう、死んだ方がましだ。」とまで、言う人もいます。
原因としては、三叉神経の近くの炎症、脳腫瘍、脳動脈瘤や、正常な脳血管が三叉神経を圧迫していること、などがあります。
炎症の時の治療は、薬による保存的治療となります。一方、診断が脳腫瘍や脳動脈瘤である時には、脳神経外科のある病院へ行き更に詳しい検査を行い、手術をするかどうか良く検討する必要があります。
「三叉神経痛」の原因の大部分は、正常な脳血管が三叉神経を圧迫していることであり、その時も、脳神経外科の手術で治します。術前・術後を含めて期間は三~四週間程度かかります。
幸いなことに、手術を受けた人のほぼ七~八割は完治します。そうなれば薬を全然飲まなくても済みます。
最も一般的な治療法は薬による治療ですが、薬を飲んでいる期間が長くなったり、薬の量が徐々に増えたり、副作用のために身体全体がぐらぐらと揺れて、普通の生活が困難になることもあります。この場合も、脳神経外科の手術で治すことになるでしょう。




第88回

 
外科 伊藤 雅史 ☆(万国外科学会・国際消化器外科学会正会員 日本外科学会指導医 日本消化器外科学会指導医/専門医 日本臨床外科学会・日本脈管学会評議員 日本透析医学会会員)


癌といえば痛みを直ぐに思い浮かべる方も多いと思います。
痛みは癌の主な症状の一つで、一般に痛みが出る段階ではある程度進行していることが多いため、早期発見のために痛みが出る前の定期的な健康診断が勧められる理由となっています。しかし、痛みをきっかけに癌が発見され、癌を克服した患者さんが多数おられることも事実です。
一方、その痛みを大したことないと自己判断したり、他人の無責任な話を鵜呑みにしたため手遅れで発見されることがしばしばあります。
例えば、胃癌の症状は胃潰瘍や胃炎などの良性疾患と非常に似ており、症状だけで診断することはできないのです。
痛みが出た時、一度はそれを体が発する癌の危険信号と考えてみては如何でしょう。
そして、悩むことはありません。かかり付けの先生に相談し、診療やアドバイスを受けるのが良いと思います。
さて、末期癌の痛みも大きな問題です。自分自身や身内の方が末期癌になった時、苦しまないで楽に死にたい、死なせたいと願うのは自然なことです。しかし、末期癌の痛みは避けられないとか、痛みは生きている証しで痛みを取ると寿命が縮まるなどと思われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、最近では癌による苦痛をとる緩和医療の重要性が広く認識され、多くの病院が熱心に取り組み実践しています。癌の種類にもよりますが、モルヒネの適正な使用などにより最近では癌末期でも痛みをあまり感じないまま安らかに逝かれる方も多数おられます。




第87回

 
内科 高梨 日出雄(日本内科学会認定医)


今日は内科的疾患が原因となる痛みについてお話しします。腹痛はその生じる場所から腹部全体に生じる汎発性と局所に生じる限局性に分けられます。汎発性の腹痛は多くの場合、激痛でショックを伴う事があり、一般に重篤です。一方、限局性の腹痛は腹部の局所に生じ、上腹部と下腹部とに分けられます。まず汎発性腹痛についてお話しします。
汎発性腹痛は腹部全体の痛みで、激烈なものは急性腹症の時に見られ、消化管穿孔、急性虫垂炎、急性腹膜炎などの病気があります。これらの病気は速やかに診断し、外科的治療を必要とします。
つぎに限局性の腹痛についてお話しします。上腹部痛は心窩部、右上腹部、左上腹部の三つに分けます。心窩部痛は食道・胃・十二指腸疾患、膵疾患で多く見られます。一般に胃炎の痛みは食事で強くなり、胃潰瘍の痛みは空腹時に強く、食事で軽減します。十二指腸潰瘍では夜間痛が多くあります。急性膵炎では左胸や背中に広がる放散痛が見られます。右上腹部痛は肝臓・胆嚢・胆道疾患に多くみられ、胆石・胆嚢炎などがあります。左上腹部痛は左大腸の疾患(癌など)や脾臓の疾患の時にみられます。
次に下腹部痛ですが、右下腹部痛の時は急性虫垂炎、右大腸疾患などがあります。左下腹部痛の時は大腸疾患が主で、潰瘍性大腸炎、腸ねん転などの場合があります。中央部の下腹部痛は膀胱疾患が考えられます。
これらはいずれの場合にしても、採血、検尿、レントゲン、超音波、CT、カメラなどの検査を速やかに行い診断することが大切です。



第86回

 
理事長 前島 静顕(日本外科学会認定指導医 日本消化器外科学会認定医)

新年あけまして、おめでとうございます。つい先頃、2000年問題で、わたしたち病院の幹部全員が大晦日に危機管理体制の万全を計るため、泊まり込んだのを思い出しましたが、あっという間に21世紀3年目を無事迎える事が出来ました。この事を心から感謝致したいと思います。
 昨年は、夏は長期にわたり猛暑が続きましたが、秋が非常に短期間で、突然真冬となった感がありました。幸い水不足もなく、大きな災害もなく、この点では良い1年でした。しかし政治・経済・社会など多方面で前年にも増して大問題が噴出した感がありました。わたしたち国民一人一人が真正面から問題を直視して真剣に考えねばならない事柄が山積みしています。人任せにしたりあきらめたりせず、一人一人が本気で取り組まねばならないと思います。
 さて健康面では、厚生労働省発行の「平成13年簡易生命表」によりますと、平均寿命の国際比較では、今回も男女ともに我が国が世界の最長寿国でありました。男性78.07才、女性84.93才といずれも前回より1才近く長寿になっています。ちなみに第2位は男女とも香港でした。今まで資料がなく、このたび初めてランキングに登場しました。次いでアイスランド・スウェーデン・スイス等の常連国が、例年通り上位となっています。これに関して色々御意見はありましょうが、世界一が続いています事は素晴らしい事であります。我が国の医療レベルの高さと他国に類を見ない優れた医療保険制度によるものと確信しております。
 しかし、一方では年間30兆円を超える国民医療費が”高すぎる”という観点から、現行医療制度を大きく変革せねばならないと言う事で、次々と、急速な変革が進んでいます。本来、医療はどうであるべきか、をじっくり考えて見ますと、国が健全に成り立って行くための治安や、国の存亡に関わる教育などと同様に、財政問題を第一に議論されるべきではないと思います。今後も幾多の問題が出てくるでしょうが、前向きに、明るい未来を目指して頑張って行きたいと思っております。

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